~条件付け調教~

Yの頭の中ではある計画が練られていた。

条件付け調教、いわゆるパブロフの犬状態に智美を調教できないかと考えていた。

何を目論んでいるかというと、智美がエクスタシーに達する瞬間を見計らって排尿させるのを繰り返し、排尿することでエクスタシーに達するように出来ないかと考えたのである。

山の手線1周にかかる時間は1時間と少しなので、列車内では2回エクスタシーに達するように仕向けようと考えていた。

智美の様子を見るYの目は真剣になっていた。タイミングを見計らうためである。見つめる先の智美の様子から今足が小刻みに震えているのはディルドに感じているのではなく、尿意を我慢している仕草と判断し、そのまま様子を見続けている。

一方智美はというと、ディルド緩やかな動きに促され尿意が更に増していた。

(ダメ、漏れちゃう。)

智美は慌てて少しでも排尿しようとディルドを締め付ける。締め付けると同時に先ほどまでとは違いディルドが激しく振動し始める。予測しない振動を感じ慌てて締め付けるのをやめる智美。また一瞬で分からなかったが、あれだけの振動なのだから音もかなりしたのではと、智美は顔を赤らめながら周囲を見回した。

幸い誰も気に留める様子はなく、智美は落ち着きを取り戻す。尿意は限界近いのだがまだ少し余裕はもててはいるが、ただこのままの状態では絶対列車を降りるまで持たないであろう事は予測出来た。

智美は携帯を取り出し、メールでYにその現状を伝えた。

Yからはすぐに返信が来た。

『どんな状況であっても1週するまでは列車から降りるのは許す気はない。我慢できないのなら頑張って締め付けて出すしか智美に選択肢はないよ。それと今後一切智美からの携帯での意思疎通は禁止ね。もし逝きそうになったら僕のほうをみて僕と目があったら、瞬きを2回ゆっくりとしてね。分かったら僕のほうを向いて瞬きを3回してくれるかな。』

メールを読み終えた智美に抗う手段はなく、Yの方を向いてゆっくりと瞬きを3回続けて行なった。それを見たYはニコッと笑い、声を出さずに《頑張ってね》と口元が動いているように見えた。

(何分で一周するのか分からないけど、耐え切るしかない。と言う事は少しでも尿を排出しないとダメってことよね。)

と考え、

(先ほどはいきなりの振動にびっくりしたけど、今度は予測できるので慌てなくて済む。)

と思いながらゆっくりと振動するディルドを締め付けていく、ある程度締め付けると振動が激しくなるのを感じ音が出ていないかと言う事に集中して聞き耳を立ててみるが思ったほど振動する音は聞こえない。

逆に冷静にそういう行動をことすることで尿意に対する意識が薄れたことが、幸い(災い)したのか、振動による性感へのスイッチが入ってしまった。尿を排出するためには少しでも長く締め付けるしかない。智美はその湧き上がる感情を抑えながら締め付けは維持しようと努力するが感情を抑えようとするほど、気持ちはその快楽の波へと進んでしまう。

沸き起こる快感に耐えながらディルドを締め付けペットボトルの状況を確認する。

ペットボトルの中身はまだ10分の1程度の液体しか溜まっていない。先ほど半分近く出たって言う感じからするとほとんど出せてないってことになる。エクスタシー限界まで我慢して尿を出し続けることを決断し、その締め付けたままの状態で耐え忍ぶ。

いよいよエクスタシーが我慢できなくなって先ほどのメールの指示を思い出し、Yの方を向いて目が合うのを確認してからゆっくりと瞬きを2回してディルドの締め付けを緩めた。

緩めた一瞬弱まったと感じたのも束の間先ほどより激しい振動が、智美を襲う。

智美が彼に目配せをした瞬間、Yが手に持つリモコンのスイッチを押したのだ。

ギリギリまで我慢していたので必死に気をやらないように抗う智美。でもその抵抗虚しく限界を超えるときが近づき、智美はドアの手すりにしがみついて気持ちだけは飛ばさないように耐えながら、快感の波に飲まれ身体全体が引き攣らせている。

智美の全身が小刻みに麻痺するのを見て、Yはリモコンのボタンを長押しする。

智美が必死に倒れないように手すりにしがみつき麻痺している。彼は智美の腰にぶら下げたペットボトルに目をやり、ペットボトルの中身が半分ほど増えた段階でボタンを押すのを止めた。

Yの押したボタンは、遠隔で尿の弁を全開開放するボタンだった。しかも尿道プラグ自体にも機能が隠されており、そのボタンで排尿するときは膀胱側から尿道口に向けて流れるように弱い電気が流れ、その刺激がいかにも排尿していると思わせる排尿感の刺激として与えられる仕組みとなっており、膀胱が楽になると同時に排尿感が味わえる。

智美は扉の手すりにしがみつきながら、快感の波に飲まれる際心地よい排尿感を得た事で幸福感を感じていた。快感の波が収まり意識がはっきりして来たとき、手すりにしがみつくように立っており、振動していたディルドの振動も止まって、切羽詰った排尿感はなくなっていたが。まだ排尿したい感覚は取り除かれてはいないままだった。

口元からは涎が垂れていた。慌てて口元に手を当てる。列車の中で気をやってしまったことを思い出し智美は、我に返って顔を真っ赤にし口元を押さえながら、最小限の動きをしながら目をつかって周りの様子を見た。

何名かと視線が合った。ある人は目を逸らしある人はずっと怪訝な顔して凝視している。

(逝くとこみられちゃった。)

そう思い、更に顔を赤くする智美が、Yを見ると彼は複雑そうな顔をしていた。智美は、

(私が逝っちゃったから怒ってるのかな・・・。)

と悩んでるとき、Yは、

自分がさせたことではあるけど、智美が逝く姿を他人に見られるのも面白くもなかったようで、

《このむしゃくしゃした気持ちは智美に罰として償ってもらおう。》

とあとで智美を責める口実にする気持ちで納得させていた。

その後、数分してから締め付けてもいないのにまたディルドがゆっくりと動き出した。その振動は一度エクスタシーに達した智美を責めるには十分なもので右手で口元を押さえながら耐え、何度か逝きそうになる度に、目でYに合図すると振動が止まるというのが繰り返えされていた。

一度ある程度排尿させて貰えていたおかげで、緊迫した排尿はなかったものの、数十分間もすれば、締め付けもせず排尿する事を放置していたツケが溜まり、また切羽詰った尿意が催してきた。

完全に満足のいく排尿は今日出会ってからさせてもらえていないので、切羽詰った尿意を感じてくるとまたすぐに足が震えだしてきた。

のんびり智美を責めながら観察していたYがその異変に気付いた。

《そろそろ尿が溜まってきた頃かな。》

その兆候を見計らい、Yはまたディルドの振動レベル強くして、智美に対して追い込みをかけていく。

智美は締め付けていない状態で振動が起こり始めたことで、振動を止める手立てはなく、ただ逝かないように堪えるしか出来ない。

じっと耐えていたが抑える気持ちの崩壊が起こり始めた。崩れ始めると早く一気に衝天へと気分を持っていかれ、耐え切れず全身を麻痺させる。その瞬間先ほどと同じくプラグの弁が開放され排尿感のある排尿が行なわれる。2回目の排尿しながらの人前での衝天であった。

 

作:Satomi

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~条件付け調教~」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ~第一段階の幕開け~ – satomi Ver.erotic

  2. ピンバック: 約束Ver2 ~追い込み~ – satomi Ver.erotic

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